猪の声
墨魂-立石光司の仕事-創作から臨書へ
2020年3月14日~5月6日迄古河歴史博物館で開催されていた、墨魂-立石光司の仕事-が新型コロナの影響で3月で博物館を締めることとなりました。たまたま私は後輩と3月26日に下見をかねて伺い拝見する機会を得ました。
4月19日には本団常務理事で事務局長の山中翠谷氏の記念講演会「立石光司の仕事と書」が開催される予定でしたが中止となりました。立石先生は生前に同じ場所で個展を開催され、懐かしく拝見しました。16歳の「楽毅論」~73歳の「鶴亀」までゆっくり見ることができました。お客さんもほとんど居らず少し寂しくもありました。
先生は篆刻美術館の設立に大きく携わり、書を含めたあらゆるものに造詣深く、物凄い読書家で手島右卿に師事し多くのもの学んでこられた。臨書を大事になさっていた先生でしたが最後に「私は、臨書を行として手習いをしていくことが書の道であると思っている。」という言葉を紹介し終わります。 日々口実